これまでの冒険で、キャラは自力で走ることで持久力のステータスを上げてきた。更に上げるのもいいが、物語に区切りがついた今、自分の馬でこの世界を駆け巡るのもいいだろう。何しろ、今の黒い砂漠では「とんでも性能」な馬を簡単に入手できるからだ。
幻想馬を手に入れる
挑戦課題から、ずっと保留してきた「幻想馬」を受け取ろう。バッグに入った「プィピコの夢見る木馬」を使用すると、３種類（それぞれ♂♀あり）の馬から１つ選ぶことが出来る。
- ドゥーム：焦げ茶色の体に炎のエフェクトを纏った外見。馬上戦闘に適し、制動性が高い。
- ディネ：白い体に黄金のたてがみを持つ。砂漠地帯でも速度が落ちない。
- アドゥアナート：白い体に翼を持つ。高所から滑空することが出来る。
いずれも高性能であり、かつてはエンドコンテンツとして、下位の馬からお金と時間をかけて育て上げた末にやっと手に入る貴重なものだった。どれを選んでも、この先の黒さばライフを一生共に出来るため、好みで選んでいいが、おススメはドゥームだ。
ドゥームは制動性が高いため、馬の操作に慣れていない初心者でも簡単に扱え、通常の地上移動には最も適しているため、普段使いの馬としてとても便利なのだ。筆者もこのドゥームを愛用している。なお、♂♀で性能に差異はないが、いずれ馬の交配に手を出したい方はオスを選んでおくといいかもしれない。
好きな馬を選んだら、最終確認として指定されたワードを入力すると、馬牌を入手する。所持したまま厩舎番NPCに話し、厩舎ボタンを押すと、左下の「搭乗物登録」が光っているのでクリックしよう。
名前を付ければ、晴れて幻想馬の馬主となり、直ぐ側に幻想馬が出現する。
馬の装備を整える
まずは馬に近づいてF7キーを押し、馬の詳細ウィンドウを表示させよう。次いで自分のバッグを開き、挑戦課題から同時に入手した「鞍」「鐙」「馬面」をそれぞれ右クリックすると、馬に装備させることが出来る。また、取引所で「馬鎧」「馬蹄」も入手して装備させよう。同シリーズの以下のものがおススメだ。
なお、シーズンキャラクターの場合は「プガルの馬鞭」を忘れずに装備しよう。一般キャラならロッジア馬鞭を、取引所か厩舎番から購入するといい。
早速乗ってみよう
準備はこれで整ったので、早速騎乗してみよう。馬に近づき、Rキーで乗ることが出来る。キャラの自力走行と同様、目的地までの自動ルートが表示された状態でTキーを押せば自動移動するし、WASDキーでそれぞれ前後左右に手動で移動する。馬に乗ったままNPCに話すことも可能だ。
キャラのダッシュ同様、W+Shiftキーでスプリントがかかり、高速で走ることが出来るが、馬のレベルが低いうちは、たとえ制動性の高いドゥームであっても、急カーブは出来ない。曲がる際はSキーでブレーキをかけるか、Wキーを放して速度を落とそう。また、馬はWキーを放しても急には止まらない。現実の車に近く、Wがアクセル、Sがブレーキ、マウスがハンドルに相当するわけだ。Sキーを長押しすることで急ブレーキをかけることも出来る。
なお、自動移動中は自動で加速・減速・停止がされるため、特に操作は不要だ。
馬の体力
馬にはHPと持久力が設定されており、走ることで持久力を消費する。これがゼロになると、ノロノロとしか移動できなくなるため、ニンジンを与えて回復させよう。なお、幻想馬の場合は駿馬スキルを最初から所持しているため、呼び出した状態で乗らずに置いておくだけで、HPと持久力が少しずつ回復する。左上の馬ボタンの周りにある赤いゲージがHP、黄色が持久力だ。
HPは、敵から攻撃を受ける事によって減り、ゼロになると馬は死んでしまう。死んでも近くの厩舎に回収され、復活させることは出来るが、死ぬとその場で横たわる哀れな姿を見なければいけないため、なるべくそういう目に合わせないようにしよう。なお、近くに敵がいる場合、馬も狙われて攻撃を受けるため、町の外で下馬して放置する場合は、場所にも注意が必要だ。
高所から落ちたり、水場で溺れても馬は死亡する。溺死するまでには少し時間的な猶予があるため、万が一、馬と共に海や川に落ちた場合、自分だけ素早く岸に上がり、左上の馬ボタンを左クリックして馬を側に呼び寄せると、助かることも多い。なお、馬ボタンを右クリックすると、馬までの自動ルートを表示させることが出来る。
馬の装備の修理
馬の装備にも、キャラの装備同様に耐久度があり、走ることで徐々に減っていく。修理もキャラ同様にNPCに依頼して行う。修理画面で、修理の種類設定に「搭乗物装備修理」を追加しておけば、キャラの装備を修理する際にまとめて馬の装備も修理される。
ただし、馬が近くにいない場合は修理の対象とならないので注意しよう。
家門内での共有
馬は各キャラクターにでなはく、家門に帰属している。そのため、家門内の別キャラでも使用することが出来る。
別キャラに使わせる場合は、一旦厩舎に馬を預ける必要がある。馬から降りていて、馬が側にいる状態で厩舎番NPCに話しかけてみよう。厩舎ボタンを押し、厩舎画面から馬を選択して「預ける」ボタンを押せば、その厩舎に預けることが出来る。
なお、各厩舎は独立しており、別の厩舎に預けた馬を呼び出すためには「遠隔回収」をする必要がある。遠隔回収時にはHP/持久力ともに１になってしまうため、回収後に回復させる必要がある。回復はニンジンの使用ほか、厩舎でシルバーを払うことでも可能だ。
厩舎に預けずにログアウトした場合、馬も一緒にログアウトする。つまり、キャラクター共々、この世界から一時的に消えてしまうため、別キャラでその場所に行っても馬はおらず、乗ることも出来ないのだ。
馬と自分の成長
自分の馬で走ることによって、馬自身のレベル、キャラの調教レベルが上がっていき、僅かながらキャラの戦闘レベルにも経験値が入る。馬のレベルが上がると、HP/持久力/速度/制動性が上がっていき、より乗りやすい馬に成長していく。また、キャラの調教レベルが専門１以上になると、自動移動中に常時スプリント状態にすることができ、より速い移動が可能になる。
なお、馬のレベルが上がった際には、馬のHP/持久力が全快する。
ここから先は積極的に馬で移動してみよう。行動範囲が広がることで、黒さばライフがより充実したものになるはずだ。
